Author:Risa
英国の大学にてSocial Policy(社会政策学)を専攻し、2008年卒業。
現在、ドイツ人の夫とNeuss在住。

*ブログ内の写真や記事の無断転載・流用はご遠慮下さい*



「精進」という言葉はサンスクリット語(古代インド語・梵語)でヴィリヤ(virya)の訳語です。
「精勤(せいごん)」とも訳され、本来の意味は、「精進を込めて悪心、悪行をおさえ、善行を修すること」を言います。仏道に於いて精進という言葉は悟りを見極めるための大きな過程の大行とも言えます。
その「精進」の実践方法の一つに、美食(魚介肉類)を戒め、粗食(野菜、根菜、海藻類)であれということがあります。また、「精進」は清らかに仏道を求める意とも相まって、なまぐさ物(魚介肉類等)をたべないという風習になっていきました。
この「精進」の精神に基づき、仏教が六世紀末に中国より渡来して以来、修行僧の食物に厳しい戒律を加えて各宗派独特の精進料理が生まれ、長い年月と幾多の変化を経て現在に至っています。
お茶の懐石料理もここから生まれ、また家庭に於ける惣菜料理の源であり、日本食は健康食と言われる由縁です。
精進料理の素材は鳥獣魚肉のような、旨味を伴う蛋白質がないので、おのずと手間をかけ造ります。ですから、調理する者(お母さんや奥様、ご家族)の手間を食べていただく料理、愛情を食べていただく料理です。










ドイツでは、ライ麦パン作りにザワータイクをを使用します。
ライ麦と水を混ぜておくと、粉についていた酵母、空気に飛んでいた酵母が発酵を始めます。
そのうちに、乳酸菌が発生して、澱粉を発酵させ始めます。
これに、水と粉を継ぎ足して行ってやると、乳酸菌が他の菌を抑えてくれますので、
最終的に自然酵母と乳酸菌の入った酸味のあって発酵力のあるザワータイクができあがります。
アミラーゼ(酵素)の活動は、ザワータイクの酸によって抑制されますので、ライ麦澱粉がきちんと水を取りこんで凝固することができます。
つまり、ライ麦でも問題なくパンが焼けるようになります。また、ザワータイクを加えて作ったライ麦パンは、弾力性が強まり、耐久性(きれいに切れるなど)も高まります。
ところで、アミラーゼの活動を抑える酸味というのは、極端な話、レモン汁やお酢でも良いんです。でもなぜ、ザワータイクを使うのかというと、やはり味のためです。時間をかけて出来あがったザワータイクの中には、酵母と乳酸菌が作り出した沢山のアロマ成分や味わいが含まれていて、こういうものはとても複雑なので、短時間で簡単には作り出すことができないんです。


1. スペルト小麦は普通小麦と違って、オーツ麦と同じように内部が何重もの外皮に包まれている為に害虫の被害から穀粒を守られている。
2. スペルト小麦は、同じ栽培条件で栽培された普通小麦よりもタンパク質の含有量が高い。
3. スペルト小麦のタンパク質は普通小麦に比べて良質であり、リジン、スレオニン、メチオニンなどの必須アミノ酸が含まれている。
4. スペルト小麦は普通小麦に比べて、グルタミック酸/グルタミンが少ない。
− 食物中のグルタミン酸ナトリウムに対する、非寛容性と関係している可能性がある。
5. スペルト小麦に含まれている「フェノール化合物」からもたらされる心地よい風味豊かな香りは、普通小麦にはみられないものです。この「フェノール化合物」は、人間の体内で天然の抗酸化物質として働きます。
6. スペルト小麦は普通小麦に比べ、腹腔病の要因とされるタンパク質(オメガ・グリアジン)が少ない。しかし、他のタンパク質との相同性の見知からすると、慢性腸疾患の人には問題を起こすことも考えられる。
7. スペルト小麦は各デンプン粒中の違ったレベルのタンパク質のため、デンプンの分解が普通小麦に比べてゆっくりと行われることが期待される。つまり、低グリコーゲンであり、また、糖尿病患者や変動血糖値の患者に対して良い効果があると思われる。
8. スペルト小麦は硫黄、カリウム、ニコチン酸(B3)、ピリドキシン酸(B6)、ベータカロチンが普通小麦に比較してより多く含まれていることがデータによって確認されている。